「エコキッズネット北海道」は、子どもを対象とした、環境学習プログラム「キッズISOプログラム」の評価や導入サポートを行うグループです。プログラムを開発したNPO法人アーテックの認定インストラクターと研修生がメンバーです。
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「キッズISOプログラム」は、主に小学校高学年から中学生を対象とした環境学習プログラムで、入門編・初級編・中級編・上級編の4つのステップがあります。北海道の小中学校でも「入門編」の導入が進み、今年度は1900人が取り組む予定です。
「入門編」では子どもたちはまず、家庭で1週間、電気やガス、水道の消費量やごみの量を記録します。それをもとに省エネ作戦を立て、さらに1週間、記録をとりながら作戦を実行。最後に数値を整理して省エネ効果を調べ、作戦に協力した家族と一緒に取組みを振り返る内容になっています。
プログラムの狙いは、子どもたちに「気づき」を促して、環境保護・保全に取組む
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積極的な姿勢や、科学的な問題解決能力を育てることです。インストラクターがこれを強力に支援します。「入門編」ではインストラクターは、子どもたちが取り組んだワークブックをじっくりチェックし、一人ひとりに評価コメントとデータ分析結果を贈ります。インストラクターとして評価に係わるには、アーテックの適性テストに合格し、エコキッズネット北海道などが主催する養成講座を受ける必要があります。その後、研修期間を経て、インストラクターとしての活動がはじまります。
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プログラムに取り組んだ子どもたちからは「自分の立てた作戦が省エネにつながってうれしい」「環境のために節約が大事だとわかった」といった声がたくさん寄せられます。自宅にいながら道内各地の子どもたちのチャレンジを応援し、持続可能な未来をつくる一歩をともに踏み出す喜びがエコキッズネット北海道の活動の励みになっています。
←テキスト表紙写真(C)ArTech
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