会員紹介


 



NPO法人 新山川草木を育てる集い
[018] 2007.08UP

 「新山川草木を育てる集い」のルーツは、1989年に誕生した北海道ボランティアレンジャー「山川草木を育てる集い」。会を設立したのは、故・野月筆雄氏(愛称:荒馬さん)。富良野市山部出身で造林業者だった荒馬さんが、ダム建設によって湧き水は止まり、雨で川が氾濫するようになった状況をみかねて、東京大学名誉教授の故・高橋延清さん(愛称:どろ亀さん)に相談したことにはじまります。 どろ亀さんに、「森や木を伐採したからだよ」と教えられた荒馬さんは、「木を植えて自然と共に成長していこう」と、どろ亀さん指導のもと行動を始めました。最初の活動は朝里ダムの採石跡地の植林でした。次第に運動の賛同者が増え、一時は道内に20あまりの「地区本部」が生まれました。

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設立から10年、大きく成長した同会は、どろ亀さん、荒馬さんと言う2つの柱を失いました。継続が危ぶまれる状況を越え、どろ亀さんの「100年かけて荒らした自然は1000年かけて育てよう」、荒馬さんの「自然に恩返しをしたい」という思いを引継いで、新しい組織で活動を続けることとなり2002年、「新山川草木を育てる集い」が発足、翌年2月にNPO法人の認証を受け、新たな出発をしました。
同会がこれまで植えた苗は10万本。「樹は、植えたら最低3〜5年は草刈りや小動物対策など、手をかけて育てなければいけない。私たちは黙々と樹を植え世話をして、20年間『影の実働部隊』として活動してきた」と理事の高橋紀幸さん。

2009年は会の誕生20年、「新山川草木を育てる集い」発足5年目の節目の年。会の歩みを振り返る、記録づくりも始まっています。現在の活動の中心は「どろ亀さん記念・当別22世紀の森」、将来当別ダムの水辺になる予定の11haに河畔林を造成しています。「道民の森」施設の入り口に一休みできるような森をつくろう、それはどろ亀さんが希望していたことでした。

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2009年は会の誕生20年、「新山川草木を育てる集い」発足5年目の節目の年。会の歩みを振り返る、記録づくりも始まっています。現在の活動の中心は「どろ亀さん記念・当別22世紀の森」、将来当別ダムの水辺になる予定の11haに河畔林を造成しています。「道民の森」施設の入り口に一休みできるような森をつくろう、それはどろ亀さんが希望していたことでした。

どろ亀さんの志をシンボルマークに
代表の藤原滉一郎先生

どろ亀さん記念・当別22世紀の森にて


子どもたちと植樹



団体データ

●名称
NPO法人 新山川草木を育てる集い 
  ●最新の団体情報は→ 会員団体概要

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