ホタルはきれいな水でなければ生きられない、環境のバロメーターとなる動物のひとつです。昔はたくさん飛んでいた野生のヘイケボタルが姿を消して40数年。「旭川をふたたびホタルの里にするために」という想いで、ホタルの飼育・放流を行っているのが「旭川市西神楽ホタルの会」です。
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同会は、旭川市立西神楽中学校科学部が取組んでいた「西神楽に再びホタルを飛ばす夢を求めて」という研究を引き継ぎ1996年に設立、西神楽公園のパークセンターに幼虫飼育場(屋内)と公園内に30mと100mの水域を造成。ヘイケボタルの飼育を始めました。幼虫飼育場では、卵のふ化から成虫羽化までの飼育装置を考案し、毎年4〜6万匹の幼虫を飼育し、地域の小・中学生と共に毎年幼虫の放流を行ってきました。
ゼロからのスタートでしたが、試行錯誤を重ねてホタルの産卵・成長・羽化が可能な装置を考案し、飼育のノウハウを蓄積してきました。「北海道でこんなに多くのホタルを飼育しているのは、唯一ここだけ。他団体が見学に来ることもあります」と、事務局長の坂井さんは胸をはります。同会が主催となり1998年から毎年7月下旬の3日間「ホタル祭りin西神楽」を開催、自然の木々の間を飛びかう1000〜2000匹の神秘的な光を観賞できます。2007年の来場者は6000人、すっかり地域に定着しました。「ホタルを見に来てくれた人に喜んでもらえると、嬉しくてさまざまな苦労が流れてしまう。この会の会員はみんなそうです。ホタルの輝きを写真やビデオできちんと記録するには特殊な機材が必要です。なかなか良い写真がなくて、あの素晴らしさをお見せできないのが残念、ぜひ会場に来てください」と坂井さん。昔のようにホタルが自然繁殖する西神楽になってほしいという同会の夢をかなえるため、これからも活動を続けていくということです。 同会の会員数は、個人・賛助個人・法人あわせて2007年7月現在153名です。
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同会が主催となり1998年から毎年7月下旬の3日間「ホタル祭りin西神楽」を開催、自然の木々の間を飛びかう1000〜2000匹の神秘的な光を観賞できます。2007年の来場者は6000人、すっかり地域に定着しました。「ホタルを見に来てくれた人に喜んでもらえると、嬉しくてさまざまな苦労が流れてしまう。この会の会員はみんなそうです。ホタルの輝きを写真やビデオできちんと記録するには特殊な機材が必要です。なかなか良い写真がなくて、あの素晴らしさをお見せできないのが残念、ぜひ会場に来てください」と坂井さん。昔のようにホタルが自然繁殖する西神楽になってほしいという同会の夢をかなえるため、これからも活動を続けていくということです。
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