会員紹介


 


                                                
NPO法人 ウヨロ環境トラスト
[010] 2006.07UP

 白老町の「ウヨロ環境トラスト」の活動は、2001年、原野商法で放置されたまま売りにだされたウヨロ川畔の2.2haのカラマツ林を、仲間で資金を出し合って購入したことが出発点です。このトラストの森の保全活動と環境ボランティアを活動の柱として団体が設立されました。隣接の山林についても、現在10件8.8haの山林所有者から使用承諾を得て、保全協定地として管理しています。2004年にNPO法人格を獲得、2006年1月現在の会員数は38名です。

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 「ウヨロ環境トラスト」の目的は、ウヨロ川畔の豊かな森と清らかな流れを次の世代に残すことにあります。事務局の河野さんは「森づくりには時間がかかります。今の私たちの労力の成果を、私たち自身が受けとることはできません。次の世代に恩恵を残そうという心を『豊かさ』と考え、喜びを持って活動しています」と話してくれました。

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  2002年から、トラストの森に建設したカラマツ林の間伐材を利用した手作りの山小屋を拠点に、地元の白老や苫小牧、札幌の子どもたちを受け入れ、自然体験キャンプや、森づくり体験会などを実施。さらに40坪のウヨロドーム(仮称)を建設し、宿泊も可能なスペースとして、教育や森遊びの場として提供していこうという計画もあります。

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 「ウヨロ環境トラスト」が推進する活動に「フットパス(自然歩道)」づくりがあります。地域の環境団体との協力によって、トラストの森と白老町の自然公園やエコの森を結ぶ全長14kmの歩く道の整備を行っています。植物の群落や牧場の動物とのふれあい、サケの遡上や産卵が身近で観察できる魅力あふれるコースは、道内のフットパスづくりのモデルとして注目を集めています。
(2006年7月取材の内容です)

ウヨロ川のフットパス


トラストの森



団体データ 

●名称
NPO法人 ウヨロ環境トラスト   詳しくは→会員団体概要

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