会員紹介


 



NPO法人 森林(もり)遊びサポートセンター
[006] 2005.09UP

 NPO法人森林(もり)遊びサポートセンターは、登山を愛し北海道の森に親しむ同志10数人が集って1991年に発足した「札幌森友会」が母体です。今年6月までの行事実施回数は1007回、参加者数は延べ27,526人。2003年5月15日に、森林遊びの輪を広めながら自然環境保全の推進を図ることを目的にNPO法人となりました。活動を担っている会員150名の7割近くが女性です。

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同会の活動の3本柱は「熱血登山・癒しの旅・森林ボランティア」。2005年の7月の活動例ではオプタテシケ山などの登山、癒しの旅「知床」ツアー、そして森づくり作業があり、3つの柱がバランスよく、週2〜3回のペースで行われています。倒木処理や植林などのハードな活動も、林業機械の使い心地をみんなで体験したり、山の清流で珈琲を飲んだり、温泉に入ったりといった楽しみを加えて実施されています。

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同会の森林保全活動の歴史は10年以上、1994年に洞爺丸台風40周年の「甦った森林」再生記念植樹に参加して以来、札幌周辺の国有林、札幌市市有林などの森林保全活動を行っています。樽前山麓のアカエゾマツの植林作業は、7年目の今年、最後の下草刈り作業を行って終了。現在は、札幌市の水源「豊平峡ダム」周囲の「水源の森」や、札幌市都市環境緑地「藤野野鳥の森」の保全活動、昨年の台風18号で被害を受けた、野幌森林公園内の大沢口近くの森の再生事業を行っています。今年からスタートした、札幌から支笏湖に向かう通称オリンピック道路に面した国有林の再生活動では、この道路が観光道路としての役割を担っていることから、同会が健康な森の再生に加えて美しい森の景観をつくる「景観地風景整備作業」という森づくりの方向性を林野庁に提案し、取り組んでいくことになったそうです。
長年林業に携わってきた経歴を持つ会長の小林文男さんは、「最近は登山や旅行より、森林ボランティア活動の参加数が多くなっています。未来に続く森をつくる作業の楽しさをわかちあえてとても嬉しい」と話してくれました。
(2005年9月取材の内容です)

子どもたちと野幌森林公園植樹
熱血登山!! 知床トレッキング


作業現場に喫茶店が出現
(奥定山渓国有林)



団体データ

●名称
NPO法人 森林(もり)遊びサポートセンター
  詳しくは→会員団体概要

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